ベリンガーFCB1010という大変高機能な(笑)MIDIフットコントローラーを買った。
最初はBOSS FC-50の中古を探したが、こいつはプログラムチェンジしか送る事が出来ないという事なので却下。
次にRoland FC-200の中古を探したが、オークションでも高値が付くようだ。
というか、一般的にフットコントローラーって高い。新品だと大体4万円とか。中古で1万円ほどが相場のようだ。
だけど我らがベリンガーは一味違うのさ。FCB1010、機能的にはFC-200と同等。しかも新品で1万円ちょっと。安い。サイコー。




ただし、RolandやBOSSといった日本製の御仁と違って、バカ丁寧な取扱説明書なんてない。
そもそもこいつの取扱説明書は箱の中に入ってない。必要ならばベリンガーサイトからダウンロードすれと。潔い(笑)。オレはそっちの方が好きだ。
必要なのでというか、読まないと何も出来ないので早速ダウンロードして読みましたよ。でもね・・・

なに言っちゃってんの???

ってな感じ。どうやったらこんなに解り難く書けるのでしょう。

なお、日本語版取説はここ。

オレは難解なこの取説を2回ほど読み、MIDIモニター(MIDI-OXというやつ。これいいよ!)をPCにインストールして、FCB1010のスイッチを踏むとどのようなMIDIメッセージが送られるのかが解るような環境を作り、ようやくプリセットのプログラム方法が解った。忘れないうちに書いておくよ。

1.内容を変更したいプリセットを呼び出す(普通にUP/DOWNでバンク+番号ペダルでプリセットを選ぶ)

2.DOWNを長押しする

3.変更モードになってPRESET CONFIGRATIONのところにある緑のLEDが点滅する

4.ENTER(UP)を押す

5.すると、このプリセットを呼び出した時に送出するMIDIメッセージの種類が表示される

この表示は番号ペダルの赤色LEDで表されており、例えば1番が点灯していたらプログラムチェンジ1、8番ならエクスプレッションペダルA(左側のEXPペダル)という具合だ。
これは番号ペダルの表示をよく見ると書いてある。1番ならPROG CHG1、8番ならEXP Aとね。コレ超重要。
FCB1010は、プリセットを呼び出すと色んなMIDIメッセージを同時に送出できるんだネ。

6.番号ペダルを長押ししてプリセットを呼び出した時に送出するMIDIメッセージの種類を選択する

MIDIメッセージの種類に対応する番号ペダルを長押しする事でON/OFFする。例えばNote ONを使いたいなら10番の番号ペダルを長押ししてLEDを点灯させる。また、異なるプログラムチェンジを2個同時に送出したいなら1番と2番をONにする。
すべて消灯、つまり何も送出しない設定だと保存できないので、必ず1つはONにする必要がある。

7.LEDが点灯している状態で再度その番号ペダルを押すとLEDが点滅する。その状態でENTER(UP)を押すと内容を編集できる。

1番PROG CHG1ならばプログラムチェンジ番号を設定する。NUMBERというLEDが点灯する。

数値入力は番号ペダルかエクスプレッションペダルA。
決定はENTER(UP)。キャンセルはESCAPE(DOWN)。
実は決定の操作について取扱説明書には書いてない(笑)。

MIDIメッセージの種類によって必要なパラメーターは異なる。
プログラムチェンジやノートオンなら番号(NUMBER)だけでいいが、エクスプレッションペダルの設定はコントロールチェンジ番号(NUMBER)、ペダル全閉値(VALUE1)、ペダル満開値(VALUE2)の3種類の値を設定する必要がある。
現在どの値を設定しているかはNUMBER/VALUE1/VALUE2の各LEDの点灯で解るようになっている。

8.設定が終了したらDOWN長押しでこのモードから抜ける

以上、一番必要であろうプリセットのプログラム方法について書いてみた。
注意したいのは、手順6.で不必要なMIDIメッセージが送出されないようにちゃんとON/OFFは設定する事。さもないと、プリセットを呼び出した時に音源などが予期しない動作をするかもよ。
いやぁ、それにしても高機能だけあって、プリセット1個に対して設定可能な項目が多いから面倒だわさ。
PCで使えるFCB1010エディタもあるけど、IN/OUT両方つながなきゃいかんし、上記を覚えちゃったらかえって面倒だ。Mac用のFCB1010エディタはカッコ良さそうだけど、かえって面倒なのは一緒だと思う。プログラムのバックアップに使えるかなー程度じゃないかい?

GLOBAL CONFIGURATIONなどについては、取説を読んでみよう!
じゃ、そういう事で。