ぶわ〜。ちょっぴり時間が出来たので日記書こうっと。

土曜日。10時起床。
14時に千歳でリハ。20分遅れで到着ぅ。
テレビでコンサドーレの試合を観ながらリハ。色々セッティングしている間に失点して不機嫌になる。
一度も全員揃わないまま次の日に本番を迎えるにあたり、若干不安を抱えたまま。
18時30分頃リハ終了。千歳を後にする。
次は20時30分からすすきののとある中華料理屋で秘密組織の秘密ミーティングに参加だ。
直行するには早いし一回帰るには時間がない、という微妙な状況になってしまったんだが、直行することにした。違法駐車が見事に減っているのでびっくりした。
で、いつものミノルパーキングに車を入れる。
またいつもの白くて四角い車が停まってた(笑)。
ていうか、ミノルってば若干値上がりしてるじゃん。ちゃっかりしてるね。

かなーり時間が早いので徒歩にて場所を確認することに。

・・・ミノルから遠かった。

しょうがないのでまた徒歩でミノルに戻り、ミーティング会場近くの駐車場に入れなおした。楽器を積んだままなのでタワーパーキングが安心ね。

それでもまだまだ早いので、ソープランド街を散策した。
無駄に歩いたのでお腹が減ってしまった。
そしてミーティング開始。
ていうか、中華最高。超うまかった。楽しかった。
1時過ぎにおひらき。帰宅。そのままもわっと就寝。

日曜日。10時にもりっ!っと起床。
千歳市民文化センターにてライブっていうか発表会(笑)。
お昼にお弁当が出て、打ち上げ費用も主催者持ちという素晴らしい企画なのだ。
それを励みに頑張るのだ。
いや、実は終わってから仕事しなきゃなんなかったんだけど、早く帰って仕事!よりも、タダメシの後に仕事!を選んでしまったのだよ。

というわけで、なんせ12時30分からサウンドチェック。
ウワサによると、チケットは前売りで500売れてるらしい。すんげー。
タイヤがナナメについているのに結構なスピードで飛ばす大型トラックに怯えつつ、12時過ぎに会場入り。
楽屋(全出演者用の大きな和室)に行ってみた。

オレ:「おはよーございまーす」

・・・挨拶できる人が一人もいない。雰囲気わるいなぁ、この現場。

まぁいい。大なり小なりこういう事は多少予想していたのだ。

結局自分たちのリハは13時20分開始になった。あらま。
そのスキに、お待ちかね「昼の弁当」を食す。まいうー。量もいい。
おなかいっぱいになったところでリハ開始。

考えた末に、いつものAD-8を使わない事にした。DIにチョッケル。
なんか、荷物減っていい感じ。でも、そーなるとチューナーが欲しいなぁ。
おいらのアコギは、ハウリング対策としてゴムのふたで穴を塞いでいるゆえ、生音が小さい。てことは、モニターから多少大盛で自分の音が返って来ないと、自分で何を弾いてるかわかんなくなるのら。
というわけで、「ボクの音大盛でね!」と注文し、リハ終了。

客入れ15時、15時30分開始、出番17時。まだ14時前。
かなーり時間が空いてる。ヒマじゃ。なので、弟子○号の車に乗っけてもらって楽器屋さんへ。チューナーの値段を見にいく。た、高い。買えない。終了。
やっぱりヒマなので、建設中のヤマダ電機千歳店を見学するなど、多少あちこちぐるぐる回りながら、16時近くに会場に戻る。

ライブはもう始まっていた。お客の入りはまぁまぁのようですな。
全員微動だにせずにDPなどのハードロックを演奏するという、面白いバンドが、ステージア(ヤマハ製高級エレクトーン)を使っていた。びっくりした。所有しているのも驚きだが、家から持ってきたっていうのがすげー。でもって、オルガンの音しか使ってなかったってのがまたすげーぞ、と。バラシも大変そうでした。

オレらの直前のバンドはホーンがいっぱいいて大編成。でもヴォーカルの人が当日に風邪でキャンセルだって。まぁ大変。急遽ヴォーカルのない曲だけ演奏する事になったそうで、人がいっぱいいるのに演奏時間がすげー短いという事になり。
ってことはオレらの出番も早くなっちゃうわけで。

いやぁ、ライブって色々な事があるもんですなぁ。

大部屋和室の楽屋の他に、次の出演者用の控え室がステージ裏にあって、そこにはモニター画面でステージの様子を見る事が出来るようになっていた。かっこいい!
早速、前のバンドの演奏中にその部屋へ。
すると、なぜかおじさんが椅子にどっかり座ってモニターを凝視している。
はっきり言ってジャマなんですけどぉ。ていうか誰?
おじさんは、おもむろにベースのチューニングを始めた。あ、出演者なのね。気の早いことで。

というわけで本番でした。まぁまぁの出来だったかも。
大体、一回も全員揃わないで練習やってさ、本番をカンペキにっていう方がムシの良い話ではないの。ねぇ。
でもま、自分自身は比較的いいテンションで弾けたし、お客さんも楽しそうだったので大体おっけーでしょう。手拍子頂いたしね。
それなりにデカい会場でやれたのはいい経験になったのでした。

さ、あとは打ち上げでメシメシメシ!という状態だけど、なんせ出番が中間だったのでまだ半分あるわけで。
またもや「ヒマやのう」という状態になってしまった。
あまりにもヒマなので、受付に立って、飽きた子供が前を通るたびに「いらっしゃいませー」とか「ありがとうございましたー」とか、可能な限り低い声で言ってみたりした。

最後の最後に、出演者全員で曲を演奏しておしまい。みたいな演出が施されていたが、たぶん、誰もいかなかったんじゃねーか?観てないけど。
それについては事前になんの打ち合わせもなかったのでしょうがないね。

やっと終わったー!という事で、打ち上げ開始は20時30分と聞いていたけど20時には打ち上げ会場にて待機(笑)。
オレの脳内スタジアムには、満員の観客の「ごはん」コールが鳴り響いている。
待つこと30分、ついに始まった打ち上げ。
目の前にスタンバイされ、続々と点火される鍋、鍋、鍋。うおおお鍋か。しゃぶしゃぶかー。
お上品にしゃぶしゃぶしてる場合じゃねぇ!全部ぶち込んでかき混ぜろ!
あっちゅーまに具材の皿がカラになる。食い放題なら次の肉寄こせ!という状態だ。
だが、だが、待てど暮らせど肉が来ない。

いきなりカツオのたたきが運ばれてきた。

ちがーう!カツオはいらねー!

すると、「あれー、みんなカツオ嫌いなのぉ?」とマスオさんのようなベーシスト久○さんが言い出した。

はい、ぜーんぶあげます。

それにしても遅い!遅すぎる。
ナベのお出汁がじょぉおはつしてしまうぢゃないかっ!

オレ、きっと目が怒っていたんだと思う。オレの正面に座っていた小○さんはそれに耐えかね、今日の打ち上げシステムはどうなっているのかを探る旅に出かけた。やさしい人なのだ。

数分後、ボロボロになって小○さんは帰還。

「非常に残念なお知らせがあります。」と小○さん。

こめかみが多少ぴくっとなるオレ。
それにもひるまず、小○さんはこう告げたのだった。

「一番安い宴会コースで、あと2品で食い物はおしまいです。」

・・・なんだとぉ?!

ついにオレの脳内スタジアムで暴動が始まった。
全脳細胞がフーリガンと化した。

が、当然ながら小○さんのせいではないのだ。
必死で「前の晩はおいしい中華をたらふく食ったではないか。それでいいではないか」と自分に言い聞かせる。前の夜の、それはそれは楽しい宴会を思い出していた。貝を食べてご機嫌なヤ○ダーニの笑顔が脳裏に浮かんだ。ああ、幸せ・・・。

しかしだ。食い物らしい食い物が出ないなら用はないじゃないか。この後仕事だし。

ヤ○ダーニの笑顔は一瞬で脳味噌から消えた。

オレは「帰るべ」と、隣でこれまたメシの少なさに不機嫌になっていた弟子○号を連れ、店を出た。
二人で「これだったら昼の弁当のほうがマシだった」だの「おにぎりと鳥の唐揚げだけでもよかったのに」だの「それでも最初の肉をがっつりいっといて正解だった」だの、それはそれは小さ〜い悪態をつきながら歩いた。

その後、運転して帰札。事務所へ向かう。
雨が降ってきたのかと思ってワイパーをかけるが前は見えない。
違う、これは雨じゃない。涙だ。

22時30分頃、事務所到着。
悔しいので事務所のテレビでサッカーを最後まで観た。それから仕事した。
仕事が終わって家に着いたら、朝の4時だった。

居間に転がってたベーコンマヨネーズパンを1個食べて、寝た。

・・・これじゃまるでいやしん坊のようだね。
ボク、みなさんが思っているよりは少食なんだからね。